A VANTAstar in the lab A VANTAstar in the lab

マイクロプレートリーダーソフトウェア

BMG LABTECHは、データの取得と解析を容易にする包括的なソフトウェアソリューションを提供しています。研究にもたらすメリットについて、詳しくはこちらをご覧ください。

職人気質のドイツ人が作り上げた頑強なハードウェアはBMGリーダーの大きな特徴の1つですが、機器を制御するソフトとデータ処理ソフトもまた、大きな特徴です。BMG LABTECHのソフトウェアは複数ユーザーでの使用が可能で、基本的な操作から複雑な測定までアッセイに応じた設定を行うことができます。また、標準ソフトウェアだけで、ライフサイエンス分野で用いられるほぼすべてのデータ処理に対応しています。

BMG LABTECHのソフトウェアパッケージには、コントロールソフトとデータ処理ソフト「MARS」が含まれています。いずれのソフトもライセンス契約に制限されることなく、リーダーを使用するすべての研究者のパソコンにインストールすることが可能です。また、パッケージは21CFR Part 11に標準対応しており、追加料金は不要です。

  • Voyager & コントロールパート

    Reader Controlソフトウェアは、測定プロトコルを簡単に定義し、データを取得するための直感的で理解しやすいユーザーインターフェースです。ルーチン作業を手軽に実行できるだけでなく、複雑な操作の最適化にも役立つ、非常に柔軟なインターフェースです。

    BMG LABTECHは、VANTAstarおよびCLARIOstar Plusプレートリーダー向けに、新しくリリースされたVoyagerインターフェースも提供しています。Voyagerは、直感的な「ドラッグ&ドロップ」システムでデータ取得を簡素化します。

    Voyagerを使用すると、BMG LABTECHの新しいマイクロプレートリーダー制御インターフェースにより、データ取得がこれまで以上に直感的になります。CLARIOstar PlusおよびVANTAstarで利用可能なVoyagerは、複雑さを排除しながら柔軟性を最大化することで、ユーザーのプロトコル設計の在り方を変革します。

    Voyagerの合理化されたドラッグ&ドロップシステムにより、検出プロトコルの設定はこれまでになく迅速かつ簡単になりました。この包括的なプラットフォームは、単純な測定から高度なアッセイまで、高い柔軟性を提供します。マルチユーザーソフトウェアコンセプトの一環として、Voyagerは追加ライセンスを購入することなく、ユーザーが必要な台数のコンピューターにインストールできます。

    Fig. 1: Example of a workflow in Voyager

    検出プロトコルをドラッグ&ドロップ

    Voyagerの直感的なデザインにより、測定プロトコルの既存のすべてのコンポーネントを迅速に識別し、適応することができます。追加の検出モード、インキュベーション、または注入ステップなどのアクション要素の追加も簡単に行えます。個々のステップの順序や期間はいつでも調整可能です。同じプロトコル内で、複雑な多段階設定を必要とせずに、同じまたは異なる検出モードでのマルチクロマティック測定を簡単に定義できます。

    事前定義されたプロトコルですぐに開始

    プリセット検出プロトコルは、特定のアッセイ向けにあらかじめ定義された検出設定を提供しているため、迅速かつ簡単に開始できます。Voyagerには、30以上のアッセイ専用検出プロトコルがプリインストールされています。プロトコルを選択するだけですぐに使用できます。既存のプロトコルを類似のアッセイに合わせてさらに修正することも、必要に応じて新しいプロトコルをゼロから作成することもできます。事前定義されたプロトコルには、DNA/RNA濃度、タンパク質濃度(Lowry、Bradford、BCA)、ELISA、細胞成長、NADH/NAD+変換、DLRTM、ADP-Glo®、LanthaScreen®、HTRF® cAMPおよびIP-One、LANCE®、AlphaScreen®、AlphaLISA®、カルシウムアッセイ(Fura-2)、GFP、ORAC、OD600励起および発光スキャン、AMC酵素動態が含まれます。確立されたフルオロフォアツールボックスは、最適なフィルター設定の識別を簡素化し、ゼロからでも迅速かつ効果的なプロトコル設定をサポートします。

    Fig. 2: The Fluorophore Toolbox simplifies optical settings
    Fig. 3: Actions can be easily added to every workflow

    複雑なタスクにも柔軟に対応

    お客様独自の検出ワークフローを構築できます。Voyagerは、エンドポイントおよびカイネティック検出、異なる検出モードを使用したマルチクロマティクス、スペクトルスキャン、そして複数のウェルスキャンモードをサポートします。さらに、試薬分注、ガス(O2およびCO2)、温度および振とうはインターフェースによって制御されます。これらのアクションは、ワークフローの任意の時点で組み込むことができ、柔軟性が大幅に向上します。

    見失わないように

    Voyagerの現在の状態ウィンドウでは、結果がリアルタイムで展開される様子を確認できます。生成された結果をリアルタイムで好みの形式で監視し、必要に応じていつでも対応することが可能です。マルチプレックスアッセイの場合は、チャンネル間を簡単に切り替えることができます。カイネティックアッセイでは、時間の経過とともに構築されるカイネティック曲線を監視するか、各測定ループの単一値を監視するかを選択できます。

    Fig. 4: Current state displays results in real time

    主な機能

    Voyagerの主な機能には以下が含まれます:

    • リーダー制御とデータ取得のためのインターフェース
    • 30以上の事前定義されたアッセイプロトコル
    • 単一のアクションをドラッグ&ドロップしてワークフローを作成
    • 測定中のデータをリアルタイムで表示
    • エンドポイントおよびカイネティック検出
    • 1回の検出での複合マルチ検出(マルチクロマティクス)
    • スペクトルスキャン(吸光度・蛍光・発光)
    • 上方測定/下方測定はワンクリックで切り替え
    • 不均一サンプル測定に対応したウェルスキャン(多点測定)
    • インジェクター、ACU、温度および振とうの制御
    • 測定結果をデータ処理ソフト「MARS」に自動転送
    • Excelへのデータエクスポート

     

    互換性

    VoyagerはすべてのVANTAstarおよびシリアル番号430-4001以降のCLARIOstar Plusリーダーと互換性があります。各リーダーに付属するソフトウェアパッケージには、Voyager、SMART Control、およびMARSデータ解析インターフェースが含まれています。SMART ControlおよびMARSは、FDAの21 CFR Part 11ガイドラインに準拠するよう設計されています。

     

    事前定義されたプロトコルですぐに測定可能 

    コントロールソフトには、一般的なアッセイ用プロトコルが30以上プリセットされています。そのまま実行するだけでなく、既存のプロトコルを変更したり、新しいプロトコルを作成したりできます。 

    登録されているプロトコルには、DNA/RNA定量、タンパク定量(Lowry、Bradford、BCA)、ELISA、生育曲線、NADH/NAD+アッセイ、デュアルルシフェラーゼアッセイTM、ADP-Glo®LanthaScreen®HTRF®、cAMPおよび IP-One、 LANCE®AlphaScreen®、AlphaLISA®Transcreener®、Fluo3/4/8 カルシウム測定、 GeneBLAzer®、PathHunter®、Picogreen®、 GFP、CFP/YFP測定などが含まれます。

    Predefined protocols
    Spectral scanning and multiple well scanning modes

    複雑な工程にも柔軟に対応

    リーダーコントロールソフトは、エンドポイント測定、カイネティック測定、複数波長連続測定、複数波長同時測定、スペクトルスキャン、ウェルスキャン(多点測定)をサポートします。さらに、試薬ディスペンサ、O2/CO2ガスコントロール、温度制御、各種シェイキングも制御します。スクリプトウィザードにより、複数の測定モードを組み合わせての測定や、より複雑な測定も可能です。

     

    データ解析と出力

    測定されたデータは、標準搭載の専用データソフトウェアMARSで解析するか、ワンクリックでExcel形式、ABS形式、ASCII形式で出力できます。ActiveXDDESiLAインターフェースによりLIMSシステムへの容易なインテグレーションが可能です。 

    Fig. 16: Export function of MARS data analysis software

    リーダーコントロールソフトの主な特徴

    • リーダー制御とデータ取得のためのインターフェース
    • 30以上の事前定義されたアッセイプロトコル
    • 迅速な実行のためのクイックスタートボタン
    • 測定中のデータをリアルタイムで表示
    • エンドポイントおよびカイネティック検出
    • 複数波長連続測定および複数波長同時測定
    • スペクトルスキャン(吸光度・蛍光・発光)
    • 上方測定/下方測定はワンクリックで切り替え
    • 不均一サンプル測定に対応したウェルスキャン(多点測定)
    • 試薬ディスペンサ、O2/CO2ガスコントロール、温度制御、各種シェイキングの制御
    • 測定結果をデータ処理ソフト「MARS」に自動転送
    • Excel、dBase、ASCIIでのデータ出力
    • ActiveX、 DDE、SiLAインターフェース装備
    • 各社ロボットシステムに対応:ActiveX, DDEコントロール
  • MARS Data Analysis Software

    MARSは、直感的なデータ処理を可能にする解析ソフトパッケージで、多様なデータ処理を可能にします。このインターフェースはBMG LABTECH社製のすべてのリーダーに標準搭載されており、ライセンスの追加なしに、リーダーを使用するすべてのユーザーが利用できます。

     

     

    MARSデータ処理ソフトの主な特徴

    • ワンクリック解析を自動化
    • 棒グラフ、scatter-、box-、violin-プロットでのデータ表示
    • バックグラウンドおよびベースライン補正
    • UV/Visスペクトル表示と解析
    • リニアおよびcubic splineを使ったシグナルデータ表示
    • 移動平均計算によるシグナルスムーズ機能などによるノイズ除去
    • 複数の検量線計算式:リニア、4P-/5P-、polynomial-およびカスタム計算式
    • スピアマン-カーバー分析とロジット回帰およびプロビット回帰を組み込んだ定量応答解析は、RT-QuIC などの様々なアッセイに適用して、効果的なシーディングドーズを推定できます。
    • 信頼区間を含むEC50およびECXの計算
    • DNA/RNA濃度の自動計算
    • カイネティックカーブも含む高精度外れ値同定(Grubbs-test、Dixon-Test ほか)
    • 複数モデルによる酵素反応速度の解析(Michaelis-Menten式など)
    • 一次および高次の速度式を用いた結合比率と結合定数の計算
    • ANOVAによる異なるグループの分散分析、スチューデントのt検定、多重比較
    • PLA(平行線分析法)を用いた相対潜在性の計算
    • カスタム計算式作成機能による個別計算/解析
    • Z'値、ΔF値(HTRF)、S/B、S/N、CV%などを用いたアッセイ精度評価
    • 不均一サンプル測定のための3Dマッピング
    • Excel形式、ASCII形式およびグラフ形式(ビットマップまたはベクター画像形式)でのデータ出力
    • FDA 21 CFR part 11対応
    • プリンターでの印刷レイアウトもカスタマイズ可能
    • 包括的なマニュアル
    Fig. 3: The MARS data analysis software can display values and curves in multiple ways.
    包括的なデータ処理パッケージ

    MARSはマイクロプレートリーダーの測定結果をシンプルかつ効果的に表示、抽出、出力できるようデザインされています。その手順も簡略化が可能です。

    結果評価を簡単にするデータ表示切り替え

    MARSにはいくつものデータ表示方法があります。数値表示、グラフ表示、ヒートマップ表示を切り替えることで、簡単に測定結果の全体を把握することができます。さらにシグナルカーブ、棒グラフ、scatter-、box-、violin-プロットなどによるグラフ表示は、手始めのデータ解析に有効です。カイネティック測定の表表示はデータを類別したりソートしたりするだけでなく、より見やすく印刷、出力するのにも適しています。

    Fig. 4: Data displayed as violin plots.
    Fig. 5: Kinetic anisotropy curves.
    Fig. 6: Parallel line analysis of dose-response curves.
    Fig. 7: Data displayed as bar charts.
    Fig. 8: 3D excitation/emission scan: emission wavelength
    Fig. 9: 2D excitation/emission scan: emission wavelength (X axis) and excitation wavelength (Y axis). Signal intensity is depicted as colour from low (blue) to high (red).

     

     

    サンプルの濃度計算も簡単

    未知のサンプル濃度を算出するために検量線を作成する場合でも、生物学的反応を評価する場合でも、MARSはpolynomial-、4P-/5P-などいくつかの計算式を提供します。またカーブフィットウィザードによりカスタマイズ計算式の登録も簡単に行えます。

    Fig. 10: Standard curve calculation wizard.
    Fig. 11: Calculation templates can be linked to specific detection protocols.

    解析ワークフローの自動化

    測定後のデータ処理を簡略化するために、複雑な段階を踏む計算やアッセイに特異的な計算をテンプレートとして保存することができます。テンプレートを各プロトコルに紐づけすることで、MARSを開けば計算済みの結果が表示されるようになります。テンプレートは出力可能なため、同じ解析を行いたい他のユーザーとシェアすることができます。

    サンプルの均質性を評価するウェルマッピング

    細胞や凝集などの不溶性の粒子は、ウェル内でも均一には存在しません。BMG LABTECH社製リーダーの特徴の1つであるマトリックススキャンは、ウェル内を最大900(30×30)ポイントの分解能で測定します。MARSではウェルごに最適のデータポイント(クラスター)を抽出してデータ解析を行うことができます。データは3D表示も可能です。この機能は吸光度のカイネティック測定を3D表示する際にも利用できます。

    Fig. 12: example of 3D well mapping.
    Fig. 13: example of enzymatic analysis.

    酵素反応の解析を簡単に

    MARSには酵素反応の反応速度を評価するKmおよびVmaxを求めるために、Michaelis-Menten、 Lineweaver-Burk、Eadie-Hofstee、Hanes-Woolf、Scatchardなどの計算式が含まれています。この機能とBMG LABTECH社の高速スぺクトロメーターによる吸光度測定により、マイクロプレートベースの酵素カイネティック測定に革新をもたらします。

    結合アッセイに最適な解析

    平衡またはリアルタイム相互作用アッセイの結合速度を解析するには、それに適した高次のカーブフィット機能とモデルが求められます。MARSには親和性の低い化合物のスクリーニングにも使用される結合、解離、競合阻害アッセイ用フィットモデルが数多く含まれています。

    Fig. 14: Dopamine D2 Receptor Association Rate
    Fig. 15: Standard curve calculation PLA

    平行線分析と用量反応曲線解析

    EC50/ECx値や相対効力によるドラッグ候補の比較には、MARSの平行線分析や検量線作成機能が有効です。平行線分析では世界中で一般的に使われているANOVAや生物学的同等性のテスト(US Pharmacopeia社提唱)のような解析を行えます。MARSの検量線作成機能はリニアから4P-/5P-モデルまでをカバーし、最適な検量線作成をサポートします。

  • 最新ソフトウェアバージョン & 最小システム要件

    お客様の要望に応えるべくソフトウェアは日々改良しています。BMG LABTECH社では保証期間内のソフトのバージョンアップを無償で行っています。アップグレードをご希望の方は、担当までご連絡ください。

     

    コントロールパート

     

    Reader software インストールバージョン Reader Control Firmware MARS Release date
    PHERAstar FSX V6.20 Edition 2 V6.20 V1.33 / V2.00*1 V5.02 R3 31.07.2024
    CLARIOstar Plus

    V6.30 Edition 2

    V6.30 R2

    V1.35 / V2.11*2

    V5.02 R5

    26.05.2025

    VANTAstar

    V6.30 Edition 2

    V6.30 R2

    V1.11

    V5.02 R5

    26.05.2025

    Omega series V6.30 V6.30 V1.53 / V2.02*3 V5.03 02.10.2025
    SPECTROstar Nano V6.20 Edition 2 V6.20 V1.21 / V2.00*4 V5.02 R3 31.07.2024
    NEPHELOstar Plus V5.70 Edition 7 V5.70 V1.53 V4.20 08.02.2023
    CLARIOstar

    V6.30 Edition 2

    V6.30 V2

    V1.35

    V5.02 R5

    26.05.2025

    PHERAstar V6.20 Edition 2 V6.20 V1.42 V5.02 R3 31.07.2024
    PHERAstar Plus V6.20 Edition 2 V6.20 V1.42 V5.02 R3 31.07.2024
    PHERAstar FS V6.20 Edition 2 V6.20 V1.33 V5.02 R3 31.07.2024
    OPTIMA series V2.20 R14 V2.20 R2 V1.26 V3.01 R2 20.12.2013
    NOVOstar V1.30 R9 V1.30 V1.22 V2.41 06.11.2012
    NEPHELOstar
    V4.32 R9 V4.32 V3.07 V2.41 06.11.2012

    *1 シリアル番号から互換性あり 472-2001 
    *2 シリアル番号から互換性あり 430-4001
    *3 シリアル番号から互換性あり 415-5001
    *4 シリアル番号から互換性あり 601-3001

     

    • Microsoft Windows 7 / 8 / 10 / 11以上( 2 GHz以上)
    • 1GB RAM以上推奨
    • ソフトウェアインストールにハードディスク2GB以上の空き容量が必要
    • 最小ディスプレイ分解能 1280 × 900ピクセル
    • 空きUSBポート1つ(旧機種はシリアルポート)

     

    Voyager

     

    Reader software インストールバージョン Voyager Firmware MARS Release date

    CLARIOstar Plus

    V2510

    V2510*

    V2.11*

    V5.13

    22.10.2025

    VANTAstar

    V2510

    V2510

    V1.11

    V5.13

    22.10.2025

    * シリアル番号から互換性あり 430-4001

     

     

    最低システム要件

     

    項目 最低要件
    プロセッサ x64ベースのプロセッサ
    オペレーティングシステム Microsoft Windows 10 / 11 64-Bit
    メモリ 4GB RAM(8GB RAM 推奨)
    ハードドライブ 2GB(4GB以上の空き容量推奨)
    最低画面解像度 1680 × 1050 ピクセル
    接続 1つの空きUSB 2.0 / 3.0ポート
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